会社を経営していた祖父の遺産相続

私の母方の祖父が亡くなったときの話です。祖父が亡くなった際、祖母は健在で、子どもは男性3人、女性3人の合計六6人でした。祖父は特に遺言書をのこしていなかったらしく、法定相続人が相続することになりました。

法定相続人は、故人の配偶者であった(私からみた時の)祖母と6人の子ども達の、7人となります。祖父は小さいながらも会社を経営しており、土地や家屋などの不動産、預貯金の一部を法人名義としていました。個人名義の動産・不動産はほとんどなかったそうです。

祖父の会社は六6人の子どものうち長男が跡を継ぐことになっていたため、実質的に法人名義の遺産はすべて長男が引き継ぐことになりました。祖父個人名義のわずかな遺産は、配偶者である祖母が1/2、6人の子ども達がそれぞれ1/12ずつ相続したのですが、子ども達が受け取った遺産の額はごくわずかだったそうです。

私の母は仕方がないと納得したのですが、他の兄弟のうち二人が額の少なさに納得できず、法人名義の遺産を引き継いだ長男と仲が悪くなり、以来、疎遠になってしまいました。

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