相続する遺族の事を考えた終活

終活と言えば、静かな家族葬を枚方で準備したりお墓をどうするかと言った事を考えるのが一般的でしょう。こうした自分の死後に代々のお墓を守ってもらう事や、自分の葬儀や埋骨・納骨で子供に負担を掛けない様に考える事が中心となりがちです。

もちろん、こうした準備も必要ですが、相続税が掛からない程度の遺産であっても、子供達がその遺産をスムーズに相続できる様に配慮しておく点もあり、これも終活として大切と言えるのです。

具体的には、以下の2項についても生前に準備・配慮しておくべきと言えます。遺品整理を体験した人なら分かると思いますが、金融機関の通帳や印鑑、土地家屋の権利書等の重要なものがどこにあるのか分からず、遺族が相続手続きの為に困るケースが少なくありません。

また預貯金が多くの金融機関に分散されていると、その預貯金を金融機関から引き出すための手続きを、それぞれの金融機関に対して行う必要があり、これも大変面倒な作業となります。

こうした2つの項目に対しても、70歳を過ぎれば準備・配慮しておくべきです。貴重品に関しては、子供の一人に通帳や印鑑や重要書類の保管場所を伝えておく事を考えるべきです。また、貴重品を全て銀行の貸金庫に収納し、その旨と貸金庫を借りている金融機関と支店名を教えておくのも良い方法と言えます。
また、金融機関の口座を一つにまとめる事は難しくても、メインを2つ程度とし、残りの口座を順次使用しない様にしてまとめておくと、遺族が預貯金を相続するのが非常に楽になります。こうした点も、終活の一つとして行っておく事がお勧めです。